自宅でも少しずつ続けている人は少しずつ次のステップに進んでください。
どうするか。
まず、ひとつひとつのアサナの時間を長くするとか、呼吸を長くするとかをまずします。
次に、形を超えていってください。
ヨガポーズの注意点
どういうことかというと、たとえば、弓のアサナがある。
それをするとき、最初は筋肉や筋が伸びるのを感じます。
気持ちいいと思いますね。
だんだん続けていると体に対して実感があるんです。
マインドフルネスはここから始まります。
ブッダがすでに2500年前に言っていることです。
自分の体と向き合って、動かしたり痛いとか気持ちいいとか感じればいい。
形なんか最初の基本であってどうでもいいんです。
意識の持ち方が大事になってきます。
そうしたら、少しずつエネルギーを感じるようにアサナをします。
体の表面を流れるエネルギー、体の中を流れるエネルギー、いろいろなエネルギーを感じるようにします。
アサナごとに、意識の向け方があります。
初心者の方にお伝えしたそのままをいつまでもしていたら、肉体だけで進歩はゆるやかです。
せっかく学ぶのですから、それぞれのレベルでステップアップしなければうそです。
結構早い段階で次に進んでいいんです。
道は長いですから。
たとえば、前屈の時、吐きながら状態を倒す時、尾てい骨から背骨を沿っておでこまでエネルギーを持ち上げるんです。
ホールドしているときは背骨を感じるようにします。
そして吸いながら戻るとき、おでこから頭を通り尾てい骨までプラナをおろします。
チャクラは背骨に沿ってありますから。
1番目と6番目のチャクラが大切です。
一番目はそこから動く、6番目のチャクラにその他のチャクラのカルマがあるからです。
そこをまず活性化しないといけないんです。
ヨガは5000年以上の歴史があるので、正しくステップを踏んで学ばないとならないんです。
ほんとは順序を守れば簡単というか、結構すごいとこまで進歩できるんですけどね。
本質を理解しないから、レベルアップできない人が多い。
体と心が落ち着いた、冷厳としてそれでも温かい大きな慈しみと愛の感覚が感じられてはじめて瞑想に深く入れます。
最初は雑念との戦いが大変ですね^^
大丈夫なんです。
順序よく学べばいい。
アサナから入って、上記のような感じで実践していけば瞑想、とても好きになります。
難しい、限られた人のためのものなら、今でもヒマラヤの洞窟でしているひとたちだけのものですね。
宇宙の時間の要請で多くの人が学べる時代に、今はきています。
これはとても貴重なことで、誰でも愛や真理に向き合える時代です。
ただしこれは中級者のアサナです。
初心者は体を動かし自分を見つめて気持ちいいとか、感じたままを大切にすればいい。
その先に大きなステップ、大いなるものに近づくものだという意識だけは必要です。
それがないと、たんに気持ちいいで終わっちゃいますから。
自分から逃げることや、傷をなめ合うのはもうやめて、自分と向き合うことをする時期の人はヨガを真剣に取り組んでみたらいい。
火の呼吸
プラナヤマのカパラバディを一定期間続けた人は次のプラナヤマを始めるべきです。
それは火の呼吸です。
そして、最後に息を吐ききり横隔膜を上げてお腹をペコペコポンピングします。
少ししたら腹直筋を鍛えます。
そしてそれをぐるぐる回す。
よく動画等で紹介されているあれです。
急にはできないんですが、少しずつ、誰でもできます。
シャバアサナの意識の持ち方
シャバアサナでリラックスを感じたら、次は、大きなものに全てを委ねるようにします。
防衛といって、私たちは無意識に自分をかばおうとして壁を作ってしまっているんです。
もちろん防衛は生きるために必要です。
だけど、必要以上にいろんなことを怖がり、そこから逃げようとして自分の殻に閉じこもろうとこころがしています。
それは無意識の領域なので気づいていないんです。
ヨガで自分と向き合うと、そこに気づくようになります。
体の部分に対応する感情に気づきます。
そこを少しずつ緩めていく。
単に体のコリをほぐすんじゃないんです。
強くなるために必要な苦しみや試練はあります。
しかし、防衛のための不必要な苦しみはすみやかにとりさるほうがいい。
他にするべきことがあるはずで、そのことに時間を使うべきです。
ヨガを続けると、いらないものは自然に取れていきます。
それこそヨガの出発点なんです。
だからヨガに対する最初の向き合い方と続けることが大切なんです。
狭い心の自我、エゴを少しずつ自然に超えることをヨガは教えています。
根源の存在を意識して、そこから生まれる判断こそ正しい。
それを知らないでエゴで判断するから、戦争や犯罪が減りません。
こころがあり、スピリットがあり、何か感じるものは誰でもあるのではないかと思います。
最初は体からでいいんです。
だけど最初であって、いつまでもそれにこだわり筋肉だけムキムキにしても仕方ない。
こころと繋がるとき、まず感情と繋がります。
次に理屈。
そして、少し奥の知性(ぶっでぃ)に気づいていきます。
自分のこれまでの経験のみで判断するのではなく、大きなものに委ねる覚悟でそこからのメッセージを大切にする。
体を感じる
呼吸を感じる
こころを感じる
感情 ネガティブな感情も感じる。
押し込めるのではなく、向き合う。
少しずつポジティブな感情になっていく。
繰り返すことで潜在意識が変化していく。
目に見えるからだと見えない心を結びつけるのが呼吸だ。
体とこころと呼吸を合わせ、整える。
静袈裟の中で、大きな温かい感情が胸を満たす。
こころの静けさが苦しみをけしてくれる。
内面に意識を向けると、そこに幸せがちゃんとある。
しあわせは外にはないとヨガは教えてくれる。
自分はどこからきたのか。
この世界はなぜ存在しているのか。
そういうことが理屈ではなく、直観としてわかるときがくるんです。
それを理解したうえで日常を過ごすことがヨギで、ヨガ教室に通っているからヨギなのではありません。
悩みも苦しみもほんとはないんです。
それらはあなたを強くするためのものでしかなく、向き合うしかない。
辛いから外側に何かを求める。
外の幸せは薄くて、一時的なものでしかない。
自分の中に強さと平安と愛がすでにあるんです。
ポーズから瞑想へ
それに気づくために、まずアサナから入る。
アサナとプラナヤマ(呼吸)を続けて、次のステップに進む。
瞑想を少しずつ深くする。
いきなりはできないです。
私はキックの選手の時、タイに行きましたがあまりのきつさに逃げ出したくなりました。
日本だったら夜逃げしていたと思います。
思いやりや愛は強さが伴わないと、うわべの言葉だけで何の役にも立ちません。
そういう自分になるために、厳しさとも向き合うんです。
本物の癒しはその後にしかありません。
それが深い意味での神癒です。
大きなものの中に自分を委ねてその意識が自分の本当の意識です。
クリシュナ意識、キリスト意識、普遍意識と表現します。
自然は共生、愛が基本です。
そのために競わせるシステムになっています。
それが進化です。
鹿が足が速いのはライオンから逃げるためです。
ライオンが目がいいのは獲物を捕らえるためです。
それがないと、ナマケモノ(進化が止まってしまった例外)のようになります。
楽のほうに自然といきますから。
人間は意思がありますから、自ら進化に貢献することを神様が望んでいます。
だから苦しみがあるし、楽しいこともある。
苦しみは苦しみではなく、あるがままに受け入れる心を学ぶのがヨガです。
悟りの段階で強さが求められるので、今、それを学んでいるんですよ。
そのことに気づいてほしい。
一時的に楽になって、傷をなめあうのはヨガではありません。
数か月で答えがでるものではなく、生涯をかけて取り組むのがヨガです。
ヨガはそれほど素晴らしいものですので、一時的な気分転換とかストレス解消で向き合わないようにしてほしいと思います。
すべての宗教の根底に流れるものをヨガは追及しているとシバナンダは世界宗教会議で力説しました。
戦争も災害もこころの負のエネルギーで起きているんです。
それは、エゴにとらわれたこころから来ています。
だからヨガは世界を救う、と私たちは信じています。
自分を磨いて、ステキな自分になって宇宙や他者に貢献するのがヨガの道です。
だらしない自分で何ができるんですか。
言葉だけで、実践しない人がいます。
頭の理解だけで深く学ぼうとしない人がいます。
ヨガは深いもので、浅い知識で簡単にジャッジできるものでは断じてない。
ただし、誰でもできますし、ステップを踏めばそんなに難しいものじゃないですよ。
芸術家の苦悩なんて案外、アサナをきっちりすれば解消されるものかもしれませんね。
大同無門。
間口は広いので、誰でもできます。
そしてヨガと向き合うなら本質のヨガを学ぶべきで、きちんと理解して、向き合ってください。
すべての人にガネーシャの祝福がありますように。
Om shanty shanty shanty
jayadeva 久保尚之