瞑想について、以前質問が多かったことについて書いてみます。
これはひとつのやり方で、瞑想にはいろいろな種類や流派がありますから、参考まで。
瞑想の時の姿勢
多くの人が勘違いしています。
私もずっとそうでした。
瞑想の時、背骨はある程度丸まっていていいんです。
肩甲骨をくっつけて肩を後ろに張らなくていいんです。
あごをぐっと引かなくていいんです。
と、私は経験から、多くの人を見てきて、そう思います。
瞑想の時は、背骨をぴんとまっすぐにしない方がやりやすいです。
背骨をまっすぐにすると、首に力が入っちゃいます。
背骨にも力が入っちゃいます。
昔、あるお寺で、下っ腹をぐっと前につきだすようにアドバイスしてもらい、ずっとその姿勢でやっていました。
確かに丹田が充実するように思いますが、背骨が無理にまっすぐになろうとしてリラックスできません。
背骨は自然なS字カーブがあります。
それを保っていればいい。
だから骨盤が立っていなくて、少し背骨が丸まっていていいんです。
肩が内側に巻き込まれていてもいいんです。
頭がやや上を向いていいんです。
この方が自然な背骨のカーブを保てます。
すっと、力が抜けます。
続けていくと、背骨に風が通るような感覚があります。
それが全身で感じる時がきます。
それを続けると、チベットの人たちがいう、虹の体というのがわかってきます。
骨休めという言葉がありますね。
ふっと力を抜いた状態。
その状態がほんらい、自然なんです。
背骨の柔らかさ、丹田などに関しては、アサナでやればいいんです。
呼吸に関しては、プラーナヤーマでやればいいんです。
ヨーガをしている人は、この姿勢で瞑想するのがいいと思います。
思うに、たとえば禅宗では、アサナや特別に呼吸法などはありませんから、禅そのものにそれらを含めた結果なのかと感じます。
丹田に力を入れて、背骨をまっすぐにして、腹式呼吸あるいは丹田呼吸でひたすら座ります。
瞑想とは本来の自分に戻ること
自然な状態が、もっともいい状態です。
それが自然治癒力が最も高い状態で、プラーナも巡りやすい姿勢です。
瞑想とは、本来の自分に戻ることです。
それは自然な状態です。
私たちは、無限の可能性、無限のパワー、生きていくためのあらゆるもの、愛、強さ、などもともと完璧な形で持っています。
不自然な暮らし、姿勢、呼吸、忙しさ、添加物まみれの食物、公害、利害中心の社会などで、自然じゃなくなっちゃっているんです。
緊張することはないんです。
力むことはないんです。
自然な姿勢で座り、自然な呼吸で、そっと自分を見つめればいいんです。
難しく考えることはないんです。
ただし、ぼーっとなるのはだめです。
意識はしっかり持っていることはとても大切です。
これはまた改めて書きますけど。
呼吸についてもまた書きます。
それからアサナとプラーナヤーマをやるべきです。
多くの人は時間がとれないですから、30分とかアサナとプラーナヤーマをやったら、30分座るとか。
今日アサナとプラーナヤーマをやったら、明日は瞑想するとか、自分なりに工夫しましょう。
2023年12月から、日本橋人形町でアサナとプラーナヤーマのセッションを始めます。
シバナンダ東京さんに呼んでいただきました。
金曜日の10時からと夜7時からの予定です。
詳細は決まり次第、アップします。
ではまた。。。