ヴィパッサナという瞑想法は、ブッダのが伝えた瞑想法と言われています。
本格的に学びたいのであれば、日本ヴィパッサナー協会の道場で10日間、1日10時間みっちり座ることができます。
料金はドネーション(寄付制)です。
詳しくはここから申し込めます。
私は京都しか行っていませんが、静かな山奥の素晴らしい環境です。
千葉にもあります。
ヴィパッサナ瞑想のスケジュール
午前4時: 起床
午前4時30分~6時30分: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前6時30分~8時: 朝食と休憩
午前8時~9時: ホールにてグループ瞑想
午前9時~11時: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前11時~12時*: 昼食
午後12時~1時: 休憩および指導者への質問
午後1時~2時30分: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後2時30分~3時30分: ホールにてグループ瞑想
午後3時30分~5時: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後5時~6時: ティータイム
午後6時~7時: ホールにてグループ瞑想
午後7時~8時15分: 講話
午後8時15分~9時: ホールにてグループ瞑想
午後9時~9時30分: ホールにて質問
午後9時30分: 就寝
1日10時間ですから、本当にたっぷり座れますね。
参加中は、シーラという道徳律を守ることが必要です。
シーラ(道徳律)
生き物を殺さない。
盗みを働かない。
切の性行為を行わない。
嘘をつかない。
酒・麻薬の類を摂らない。
会話は一切禁止。
聖なる沈黙を守ることが、合宿中求められます。
挨拶もです。
本を読むこと、メモを取ること、外部との連絡すべて禁止です。
携帯は施設に預けます。
食事は、心のこもった菜食の素晴らしい料理です。
料金はドネーション、寄付制です。
どんな瞑想か
まずアーナパーナ瞑想を3日間
最初の3日間で、アーナパーナという瞑想が指導されます。
これは、呼吸をひたすら見つめ、それに気づいている訓練です。
今吸っていると感じて、息を吸います。
吐いていると感じながら吐きます。
そして、空気が鼻にあたる感触、体に入っていく感じなどを自然に感じ、それだけにひたすら意識を向けます。
ヴィパッサナ瞑想 気づきの瞑想
そのあと、ヴィパッサナを指導されます。
詳しくはヴィパッサナ協会のサイトに丁寧に書いてありますが、ヴィパッサナとは気づきの瞑想法です。
呼吸から始まって、体の各部分をチェックしていきながら、深く深く見つめていきます。
そしてそのことに気づき続けている。
心をどんどん研ぎ澄まして、気づきながら自分を深く見つめていく。。。
アーナパーナで鼻の周囲に意識を向けていたのを、たとえば顔全体に広げていく。
頬がかゆいとか、瞼がぴくぴくするとか、ありのままで、感覚に気づいているようにします。
最初、よくわかないし、うまくできないですが(これはどの瞑想でも同じですね)、少しずつなんとなくわかるというか、気づいている感覚がじょじょに深くなっていきます。
それから頭とか首のあたりとか、意識をずらしていきます。
両肩、二の腕、肘から下、手の平。。
上半身、腰、太腿、膝、脛、足の甲、足の裏など。
ひとつづつ丁寧に意識を向けていきます。
そしてまた上に戻っていく。
今度は腕全体とか、足全体とか、上半身とか範囲を広げたり、またせばめたりしながら、体の感覚を見ていきます。
そして「見ているということに気づいている」
最初は何だと思いますが、実践すると、おやっという感覚が私の場合はありました。
感覚が研ぎ澄まされたと感じました。
その研ぎ澄まされた感覚は、続けることで日常にも生きてくる。
ふだん気づけない波動や、小さな心の奥の思いにも気づけるようになる。
それから、体の外側の気がなんとなくわかるような感じがしました。
プラーナ、オーラが皮膚のすぐ外側にあって、静かに揺らいでいる。
それは体の中にもあるだろうし、宇宙を巡っている。
進歩すると、そういうことがより鮮明に詳細に理解できるようになるのではないか。。。
そんな感じがしました。
実習中は、他の瞑想法は禁止されています。
他の瞑想法と同時進行すると効果がないとされています。
だから、ヨーガの瞑想や禅なとこれまで実習していた瞑想はひとまずおいて、ヴィパッサナーを学ばなければなりません。
これはあたりまえのことですけどね。
そして、ヨーガのアサナも禁止になっています。
それなりに大変で厳しいですが、有意義な10日間になることは間違いありません。
そして、2回目の参加から(古い生徒とよばれます)、奇跡のコースととても同調できる内容がシェアされます。
この本がヴィパッサナの本質をついています。