瞑想というとどんなイメージを持ちますか?
インドのヒマラヤの洞窟で髭の長いヨーガ行者が座っているイメージ。
禅宗のお寺で禅僧が座禅をしているイメージ。
ビジネスマンが自己啓発のためにしているところ。
ゆったりしている。
凛としている。
心が落ち着く。
これらすべて瞑想です。
自然のこころと体
瞑想はとても奥が深い。
深すぎるものですが、決して難しいものではありません。
グーグルの本社ではマインドフルネス瞑想を取り入れています。
大学病院などでは患者さんだけでなく、お医者さんや看護師さんも瞑想しているところもあります。
瞑想は決して難しいものではありません。
いつでもどこでもできます。
瞑想は本来の自分のこころと体の状態に戻してくれます。
それはで、もともと持っているものです。
瞑想は人を元気にしてくれます。
元気とは元々持っている気ということです。
瞑想は愛を思いださせてくれます。
愛もすべての人がもともと持っているもので、愛のない人なんていません。
愛がないのではなく、ちょっと忘れかけちゃっているだけです。
瞑想は人間の素晴らしさ、人生のすてきさを感じさせてくれます。
瞑想はこころのデトックスです。
いらないものをとってくれます。
集中から内面に心を振り向ける
心はざわついていたり濁っていると、底にある本質を見ることはできません。
ちょうど湖の水面が波立っていると底が見えず、静かで澄んだ水面は湖の底まで見ることができるようなものですね。
マインドが安定し、静かで澄んでいる時、私たちは本当の自分を知ることができます。
これが瞑想であり、これがヨガです。
マインドのさざ波を静めるにはまず何かに集中することが大切です。
心が集中している時は、すべての問題や心配、恐れなどは消えています。
私たちの心は常に幸福、魅力に向かおうとする法則があります。
だから通常は外の世界のお金、おいしいもの、洋服、車などに心は向かうんですね。
その心を内に向けると、あるコアに向かおうとします。これが瞑想のポイントです。
まず、リラックスした状態で座り、静かなゆっくりした呼吸でマインドの波を鎮めます。
心が落ち着いてきたら何か集中ポイントに心を集中します。
シバナンダヨガの瞑想
シバナンダヨガの瞑想はこれがすべてというわけではありません。
あくまで基本の瞑想という意味です。
シバナンダヨガでは、胸か眉間のチャクラに集中します。
理性的な傾向があると思う人は眉間、感覚的な人間だと思う人は胸のチャクラです。
そして特定の言葉(マントラ)を心の中で静かに唱えます。
落ち着いてきたら、心を静かに観察します。
やがて穏やかな凪のような時間が訪れ、心と体を本来の状態に戻し、癒し、育ててくれます。
これがゼロ・リミッツです。
人生の命題、悩みは人に聞いたり外に答えはありません。
それは自分の中にきっとあります。
瞑想は心を浄化し鍛え大切にすることです。
瞑想は体のすみずみまで癒し、修復します。
瞑想と眠りの違いは、瞑想中は意識があるということです。
マインドの安定により平和な状態が訪れます。
この状態は同化作用(心と体の若返りと修復)を促し、異化作用(衰え)を減らします。
これは細胞の本来の働きによるものです。
細胞は潜在意識や思考の波動に左右されます。
波動がよい状態であればそれが細胞に伝わります。
体は常に心に従おうとします。
これは科学ではっきり認められています。
ポジティブな考えがポジティブな効果を細胞にもたらします。
瞑想はポジティブな状態を作りだします。
これはヨーガのアサナについてもいえます。
アサナ、瞑想を行っている人は静かでパワフルです。
そして普段の思考も徐々に前向きで明るくなっていくことでしょう。