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ミュータント・メッセージ アボリジニの生きざまを通して考えさせられる本です

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いわゆるネイティブと呼ばれる人たちは、自然とともにスピリチュアルに生きています。

共生という言葉を超えています。

共生ではなく、いかされているという感覚があるように感じます。

 

アボリジニと生活を共にしたアメリカの女性の手記というか小説っぽいこの本は、アボリジニの深い宗教観、生命観を教えてくれています。

 

今は中古でしかなくて、高くなっちゃってるので図書館とかで探すとあると思います。。。

 

 

ミュータントとは、異性という意味で、地球が汚れて自分たちはもう生きていけない。

だから、子孫は残さずにそのまま滅びていく。

砂漠の泉の水を飲み、大きなものに感謝し、夜は火を囲んで生まれた意味、宇宙の成り立ちを長老が、子供たちに静かに教えています。

 

現代人が退化した、エネルギーで交信し、自然からすべてを学んでいます。

 

その謙虚さ、シンプルさ。

 

辺に学問を学び、頭でっかちになりがちの私たちに大切なメッセージが、この本にはあります。

 

ヨグマタニ弟子入りしたある生徒さんがいました。

その人にこの本を貸したら、数年で、この本が一番感動したといっていました。

 

砂漠は、自然のやさしさと厳しさに満ちています。

アボリジニの多くは、西欧の文明の生活に入りましたが、アルコール中毒や薬物中毒になった人が大勢います。

 

今でもそうです。

 

自分の生き様を忘れちゃったからなんですね。

 

何にも持っていなくても、なぜ生きているのかをちゃんと知っている。

 

ヨガを学ぶ一人として、ほんとうに学ばせられました。

 

ネイティブアメリカンもそうです。

彼らは、祈り、必要なものだけ動物を殺し、すべてを無駄にしないで利用します。

殺した動物の魂が、ちゃんと転生するために祈りの儀式を行い、感謝して食べます。

「森の兄弟よ、お前の体を殺すことを許してくれ」 と祈ります。

 

インドのヒマラヤのヨギももちろん動物は食べませんが、ハーブに使う植物も、ニンニクや玉ねぎは食べないって知ってますか?

 

摘むとき、きゅっと音がするものはとらないんです。

それは苦しむ叫びだからです。

 

そういうやさしい感性って素敵ですね。

 

ネイティブの人たちは、助け合い、必ずみんなで分け合って食べます。

日本人のルーツはネイティブアメリカンと同じです。

 

アイヌの人たちです。

縄文時代は100万年続いたそうですが、自然とともに生きるアイヌの人たちの時代だったらしいですね。

 

縄文時代の遺跡からは、人を傷つける武器はひとつも見つかっていないという事実を知っていますか?

獲物をとる弓矢とかは出土していますが、戦争の武器はひとつもない。

 

このことを、俺たちはどう感じ、どう人生に生かせばいいでしょうか。

 

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