アシュタンガヨガの8支則

アシュタンガヨガの8支則 ニヤマ いかに生きるか

更新日:

 

 

パタンジャリのヨーガ・スートラの2番目はニヤマです。

ヤマが社会的に守るべき戒律のようなものであるのに対し、ニヤマは個人の規律として、行動の規範になる教えです。

ニヤマは5つの原則からなります。

サウチャ(清浄)、サントーシャ(満足)、タパス(熱心)、スワディヤーヤ(霊性の追求)、イーシュワラ・プランダーナ(神への献身)の5つですね。

ヤマと同じで、宇宙の叡智が凝縮されたような深さがあります。

では見ていきましょう。

 

サウチャ(清浄)

 

体と心の浄化がサウチャの基本の教えです。

体と心は密接につながっているとヨガでは考えますから、体の浄化は心の浄化を助け、心の清浄は体の清浄に、互いに影響されています。

澄んだ水だからこそ、川底がみえるように、心が澄んでいるからこそ、その奥にある本来の自分、ホーリースピリットが見えてきます。

心という鏡が曇りなく澄んでいるからこそ、本当の自己が見えるようになります。

きれいな川にきれいな魚が住むことができるように、澄んだ心身であるために、聖なるエネルギーが入ってきます。

具体的には、体を清潔に保つこと。

アサナ(ポーズ)によって、体を強く柔軟にして、毒素や老廃物をとりのぞくこと。

プラーナ・ヤーマ(呼吸法)によって、体とエネルギーをきれいにすること、などが大切とされています。

そして、もっと大切なことは心を浄化することです。

不純な思考は、バクティ・ヨガ(祈り、信仰、愛のヨガ)で清めることができます。

不純な知性は、スワディヤーヤ(霊性の探求)で浄化することができます。

それから清潔な食べ物も大切とされています。

 

サントーシャ(満足)

 

足るを知るということです。

満足の反対は不満、不足ですね。

不満、不安な心の状態は、不安定になり、不調和になり、乱れ、悩み、揺れ動いてしまいます。

不足している状態は、怒り、恐怖を作りだします。

いずれも、集中、穏やかな状態、平安、平成心を作りづらくなります。

それらは、知足の状態で現れます。

必要なものは、必要なとき、ホーリースピリットが運んでくれます。

そのことに感謝すること、ホーリースピリットの中でほんとうの平安、寛容さ、強さ、愛を感じるとき、不足や不満は消えます。

その努力がサントーシャです。

 

タパス(熱心)

 

タパスとは、サンスクリット語の、焼く・輝かせる・熱で消費するという意味の「タプ」が語源です。

熱意、建設的努力、情熱などがタパスの要素です。

ヨガでは、ホーリースピリットにつながるためのあらゆる努力の力の源を指しています。

タパスには、心、体、言葉の3つの原則があります。

どんな状況にあっても、喜びの時も、辛い時も、マインドに振り回されることなく、安定した心の状態を練習することが、心のタパスです。

体のタパスは、ブラフマチャリヤ(節制)とアヒムサー(非暴力)を練習することです。

サティアを実践することが言葉のタパスです。

サティアとは、真実のみを正直に語る、嘘を言わない、他人の悪口を言わない、神を賛美する言葉を使うなどからなります。

 

ヨギはタパスヲ実践することで、人間性を高め、エネルギーを得て、智慧や勇気や力を得ることができると、古代の聖典には説かれています。

 

スワディヤーヤ(霊性の探求)

 

サンスクリット語で、「スワ」は自己のこと、「アディヤーヤ」は練習・学習のことです。

ここで言う学習とは霊性のことですから、自己の霊性の探求がスワディヤーヤです。

原則は2つあります。

学び方に関することと、学ぶ内容に関するものです。

スワディヤーヤの学び方は、単に頭で理解するのではなく、その本質を深く学ぶということです。

そして、ヨガのグル(師匠)と弟子の関係は、単なる知識の交換ではなく、信頼、尊敬、愛、一体の心があって、はじめてグルの教えが正しく伝わります。

もうひとつの学ぶ内容は、霊的な聖なる書物を読むということです。

ヨガはすべての宗教を認めています。

バカバット・ギーター、バイブル(聖書)、コーラン、仏典など、世界のあらゆる聖なる書物から学べるものがあるとします。

 

イーシュワラ・プランダーナ(神への献身)

 

これはバクティ・ヨガ(愛のヨガ)と大きく関係しています。

イーシュワラとは神のこと、プランダーナは献身を意味しています。

言葉や行動、生き方そのものを、自分をホーリースピリットに委ねるということです。

たとえば「神の望むままに」や、「神の思し召しのままに」という祈り。

それから、人生の試練、悩み、苦しみなどにぶつかったときに、イーシュワラ・プランダーナは大きく役立ちます。

それらは、進化のための必要な経験のために起きているからです。

苦しみそのものと向き合うのではなく、それは必要な学びとして神が与えたものだと感じ、きちんと対処することで、人は進化していきます。

ヨガの教えは深いですね。

 

あまり厳しくとらえずに、少しずつ

 

このように、深い教えですが、厳しさもありますので、現代社会で生きる私たちは、少しでもそうなるように、できる範囲で練習していけばいいんです。

さいしょからあまり気張って構えてしまうと、続きません。

ヨガは大きな深いものです。

一歩ずつ歩んでいきましょう。

 

みんな、がんばれ^^

 

スポンサードリンク

スポンサードリンク

-アシュタンガヨガの8支則

Copyright© ヨーガは世界を救う , 2018 All Rights Reserved.