青い本がいつもそばにあります。
奇跡のコースについて、ある人は(奇跡のコース財団の中心的な人)「キリスト教のヴェーダンダだ」と言いました。
ヨーガを学ぶということは、その根底にあるヴェーダを学ぶことです。
ヴェーダは奥が深すぎるほど深く、広すぎるほど広範なことを扱っています。
ヴェーダとは宇宙についての真理です。
その中心的な思想を集約したのがヴェーダンダです。
ヴェーダのまとめ(アンガ)で、ヴェーダンダ。
ヴェーダは少し難解なんです。
ギーターやウパニシャッドを、真剣に読み込めばある程度理解できますが、頭の理解ではなく、心の理解、さらにはスピリットが納得するまでには大変だったりします。
そして、ほんとうは、サンスクリットの言葉で学ばないとほんとうの真理は理解できないです。
最も大切なことは、頭の理解でヨーガやコースはわかりません。
不可知のこと、不可視のことだからです。
だから、コースは少しずつ、そこにアプローチして、心を変化させようとしています。
愛や平安や強さや癒やしは、もともと私たちの中に完全な形であります。
恐怖や、今までの経験、カルマのためにブロックしているんです。
それは生きようとするための「防衛」する心が実は邪魔をしている。
命は無限の可能性があり、ものすごいパワーがあるのは当たり前のことなんです。
本来の状態に戻るだけでいい。
それが現代社会や、間違った概念を学んできた心に伝えるためのもので、それはヨーガそのものです
よりよくなろうとする心がマイナスの影響を与えてしまっている。
それは、時間が始まった時からのことだから、そのことに、自分で気づいていない。
だから、現代人のためにイエスは語ってくれたのだと思います。
ポーズを超えて、ヨーガの哲学的なものや、瞑想や真理に触れたいと思う時期がきた人は、「奇跡のコース」が最適な学びです。
スピリチュアルは、頭でも心でもなく、スピリットが共振しないと表面的なものになってしまうからです。
日本は軽いノリのスピリチュアルが多いですが、インドやネイティブの人たち、縄文の人たちは神や精霊のほんとうの意味をシャーマンが伝え手くれていたのだと思います。
ここも参考にしてください。
奇跡のコースとは
この世界は幻だということ
多くの人が間違っちゃうところがここです。
奇跡のコースは、ここをまず理解しないと、本質からずれてしまいます。
この世界は、実は夢のようなもので、実体はないんです。
ヨーガの聖者は、これを「マーヤ」と読んでいます。
そして真理を「ブラフマン」、それの表れを「愛」と伝えています。
ブッダはそれを「無」といいました。
その背後にある本質を「空」と表現しました。
イエスが「私のもとにきなさい」といったのもこのことです。
夢を見ているときは、夢だと思いません。
だけと目覚ましの音で目が覚めると、夢だったんだとわかりますね。
これと同じで、今の現実世界の中にいるから、それがすべてと思っているだけなんです。
この世界はエーテル(エネルギー)を表現しただけにすぎません。
エーテルはさまざまな、プラスやマイナスのエネルギーが表現されたものなので、完璧ではない。
スワミ・シバナンダが「目覚めなさい」といっているのは、このことです。
パラマハンサ・ヨガナンダや、SRFの系譜のグルたち(マハーアヴァター・ババジ、ラヒリ・マハサヤ、スリ・ユクテスワ)が伝えようとしている真理もここです。
コースは(イエスは)、テキストでもワークブックでも、そのことを少しずつ自然に理解できるようになっています。
だからすごいのです。
この宇宙はないんです。
本質は霊であり、それを人類が少しずつ進歩していく中で学んでいく過程を、コースは時間を短縮しようとしているんです。
この世界はそもそもない。
この概念を理解しないと、コースの本質は学べません。
コースで大切な概念、赦し、癒し、愛もこの理解のうえにあるんです。
心をどうしようとか、気(プラーナ)とか、今生の人生とか、この世界での常識とか、いいとか悪いとか、そういうのを超越したとことに、なにかがあります。
私たちは生身の人間だから、なかなか理解できないから、精霊の力を借りるんです。
精霊はすべて知っているので、あなたが今どうしたらいいかを完璧に理解しています。
そのことをとことん(それこと命がけで)信じて、全部委ねればいいのです。
委ねることも、生身の人間はなかなかできません。
変化を嫌う心、防衛しようとする心、恐怖があるから。
みんなあるんです。
それが体温のある人間なんです。
その人の段階に応じて、赦したり、癒したり、癒しへの入り口に立ったりすればいい。
コースは、それを少しずつ教えようとしてくれています。
いきなり、この世界は夢なんだ、と言われても、わからないのが当然です。
だから、ひとつずつ心に教え込むように、染みこませるように導いてくれているのです。
ヨーガもコースも単なる癒やしや能力開発の手段ではありません。
もっとも根源的な問いに対するアプローチと答えです。
奇跡のコースの学び方
わからないながら、テキストを読んだり、ワークをただとにかく続ければいいんです。
ただ、どうか上記のことを頭の片隅において学んでください。
マインドは好き勝手に動き回ります。
感情や気分に押し流されるときもあります。
失敗したり、間違うときもあります。
それでいいんです。
難しいことかもしれませんが、この世界は実体はないけれど、それでも愛を延長しようとしたり、自分の人生を一生懸命生きるんです。
実体がないのなら、存在の意味がそもそもないじゃないか、と頭はそう思いますね。
でも。。。
と心が呟きますね。
で、わからなくなる。
それでいいんです。
とにかくコースに忠実に少しずつ進めばいい。
それだけでいいんです。
すこしすると、「あれ?」と感じるようになります。
なんか、穏やかだとか、大きな存在をなんとなく感じたり、宇宙の秩序とか、太古のパワーのようなものが体の中からふつふつ感じたり。。。
そんな感じに自然になるんです。
頭の理屈でコースを理解しようとしても失敗します。
頭の理解を超えたことを扱っているので、そして心を少しずつ変化させようとしているので、結果、スピリットが精霊に導かれて、ほんらい進むべき道に自然に向かうようになる。
それが、「奇跡のコース」です。
コースの学び方に定石はないとコース自ら言っています。
1000人いたら、1000通りの学び方、悟り方があるんです。
テキストから読む。
ワークブックを毎日取り組む。
教師のためのマニュアルから始める。
どっからでもいいんです。
そして同時進行でもいいんです。
まずやってみればいいんです。
みんな、がんばれ^^
奇跡講座と奇跡のコース どっちがいいか
奇跡のコースの日本語の翻訳のものは「奇跡のコース」と「奇跡講座」とあります。
「奇跡講座」を絶対的に推奨します。
奇跡のコース財団で正式に認めているのは「奇跡講座」です。
私もはじめは奇跡のコースを読んでいました。
途中で奇跡講座に変えました。
そしたら、理解が早くなりました。
言葉が深淵です。
コースは生涯学び続けていくものなので、奇跡講座のほうをおすすめします。