シバナンダヨガ 食事

ヨガの食事 ヨガでダイエットとは適切な食事のこと ベジタリアン 

投稿日:

 

 

ヨガの伝統は乳製品をとるベジタリアンを提唱しています。

これは穀物、果物、野菜、豆類、ナッツ、乳製品を含みます。

食事の微細な部分は心になり、残りの部分で肉体ができるとされています。

 

ポイントは

*両手のひらにのる分量位を食べる。

*消化の火はアグニ神です。この神が現れた時(空腹のとき)食べる。

*適時 1日または半日の断食をする。

*感謝して食べる。

*よく噛む

*顔のあるものは食べない

*摘むときにきゅっと音のでるものは食べない

 

食事により、スピリチュアル、心、体は大きく影響されます。

ベジタリアンには肉体的、精神的、スピリチュアルな理由があります。

 

そもそもなぜ採食か

 

ヨガの立場から言えば、すべての命はホーリースピリットにつながっていると考えます。

そして、すべての命はひとつです。

アヒムサーの考えもそこからきていますね。

ヨガでは、生きるのに必要な分しか取りません。

必要な実った果実、木の実、葉などを主に食べます。

根っこは必要な分だけ取ります。

 

では、なぜ動物の肉を食べないのか。

植物も命ではないか。

ヨガでは、自分の命から遠いものを、食べるべきだと教えています。

それの真逆が人が人を食べることですね。

チンパンジーやゴリラは私たちに近い。

次が肉食動物、次が草食動物です。

もっと遠いのが、植物です。

 

同じ命でも、そのレベル、種類が違うので、自分の命から遠いものを食べるんですね。

食べないと生きていけませんから。

そして必ず、感謝して食べる。

他の命をいただいているからです。

 

ベジタリアンの肉体的理由

 

人間は肉食でも雑食でもなく、果食動物です。

 

肉食をする人は、動物が殺される時に起こすパニック、恐怖に反応したホルモン、負のエネルギーを食べています。

そして食べる動物の肉はほとんど菜食動物です。

野菜などの太陽のエネルギー、たんぱくなどを菜食者は直接摂取できますが、肉食者は間接的にしかとれません。

よく肉を食べないと力がでないという人がいますが、これは誤解です。

たいがい肉食者は瞬間のエネルギーはありますが疲れやすく血液が汚れてしまっています。

 

現代医学は肉類に含まれるコレステロール、乳酸、化学薬品、保存料などが病気の遠因であると認めています。

高血圧、心臓発作、動脈硬化、リウマチ、痛風などの病気は肉食の取りすぎです。

コレステロール、脂肪酸などが血液に流れ老衰や高血圧となり、過度の乳酸が関節炎を引き起こします。

その他、卒中、便秘、がん、関節炎、アレルギー、偏頭痛、腫瘍、体臭、ガス、結石、ヘルニア、低血糖、骨粗鬆症、腎臓病、ぜんそくなどが肉食が原因であるとみられています。

現在家畜のえさは様々な抗生物質、安定剤などが混ぜられその残留物が家畜の肉の中に多量に含まれています。

私たちは薬付けの肉を食べているのです。

もちろん野菜などにも農薬が使われますが、家畜のえさになる穀類などの農薬の使用量は比較になりません。

それを私たちは摂取しているのです。

 

社会的な理由

 

 

家畜を育てるのにはたくさんのえさを必要とします。

同じ栄養分を野菜で取る場合と比べると約1000倍もの食物がえさに必要との説もあります。

それだけ地球、環境への負荷が肉食には多いといえます。

 

ベジタリアン・菜食の精神的・スピリチュアルな理由

 

自然界は弱肉強食の輪の中にあります。

動物と人間の違いは自由意志と知性があるということです。

私たちは弱肉強食の輪の中から外れています。

調和、平和の世界で生きていけるということです。

 

植物も魂がありますが、動物の魂のほうが、レベル的に高いといえます。

食べるために生きているのではなく、生きるために食べています。

私たちは食べ物から、栄養、カロリーと同時にプラナ(エネルギー)も摂取しています。

植物の方が太陽のプラナがたくさん入っています。

 

日本人は、菜食を取り入れやすい食生活です。

お米や、納豆、味噌などの発酵食品が豊富。

玄米採食に朝果物を食べればはヨガ食の理想に近いですね。

 

 ヨガが教える食べ方

 

*食事をするときは感謝をささげ、食べ物に敬意を払って食べます。

 

*食事中は、平和な態度で臨みます。

ひとりの時は静かさを観察し、複数の時はマイナスのことを話したり考えたりしないようにします。

 

*怒りの感情があるときは、マインドが静まるまで待ってから食べます。

 

*熱すぎたり、冷たすぎる食物や飲み物はさけます。

 

*好きなものだけを食べないようにします。

好きでないものは無理に食べないようにします。

これは体が知っています。

 

*シンプルな食事をします。多くの種類を混ぜ合わせたり、多すぎる種類の食事はさけます。

 

*1回の食事に少なくても1種類は生のものを食べるようにします。

 

*食事中は飲み物は飲まないようにします。

 

*よく噛んで、ゆっくり食事をします。

 

*多すぎず、少なすぎず、適度な量を食べるようにします。

過度な飲酒や過度な断食は体を弱くします。

 

*大食はヨーガでは認めていません。の半分程度の食事をします。

4分の1は水分、残りの4分の1はガスのために開けておきます。

やや空腹くらいの生活が望ましいです。

 

*加工食品、冷凍食品はできるだけ避けます。

これらはプラーナがほとんど入っていないためです。

 

*決まった時間に食べ、空腹でなかったら次の食事まで断食します。

 

*調理はできるだけ簡単にして、味付けもシンプルを心がけます。

 

*睡眠の3時間前までに食事を済ませます。

 

*ヴァジラ・アサナ(正座)を食後に10分間行います。

 

*定期的に1日断食します。

満月と新月の日や週に1日など、計画的にするといいです。

 

*薬と考えて食事をとります。食欲の奴隷になったり、ストレスを食事で紛らわそうとするのは間違いです。

 

結構大変なので、まあできるところから始めたらいいと思います。

-シバナンダヨガ, 食事

Copyright© 東京ヨーガ伝習所 , 2024 All Rights Reserved.