瞑想

瞑想で集中できない 雑念が浮かぶ そんな時の方法と、心の持ち方

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以前ヨガのセッションをしていた時、最後に必ず瞑想をしてもらっていました。

そのころよくあった質問が、「集中できない」「雑念が浮かぶ」というものでした。

そんなとき伝えていたのは、「それでいいんだよ。そのままでいい」と伝えていました。

と言われても、という顔を多くの人がしていました^^。

そんな時、ご飯を食べながら、公園のベンチで、よく話しをしました。

そういうことをシェアさせてもらいます。。。

 

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集中できない 雑念が浮かぶ理由

 

みんなそうです。

カルマと言って、それなりの準備ができていたり、さっと深い瞑想になんだか入れちゃう人もまれにいますが、多くの人が、集中できない、雑念ばかり浮かぶ、深く入れないともがいています。

だから自分だけじゃないし、集中できないのは、ほんとは当たり前のことなんですね。

 

集中できないのは、集中するための準備を心と体がしようとしているときです。

心と体の疲れやストレス、緊張、神経の高ぶりや脳内バランス、体のひずみや歪み。。。

そして心の状態。

心の物事に対するのとらえ方。

こういうのがどうしても(特に現代社会では)不自然な状態になりがちです。

そりゃ長年生きてりゃ、誰だって、あっちこっちぶつかっちゃえばどっかおかしくなりますよ。

それを戻そうとして、体と心が一生懸命やってくれているときが集中できないときなんです。

 

自然治癒力が働きだす

心と体は、よくなろう、進化しようという性質をもともと持っています。

自然治癒力は瞑想のとき、活性化されます。

自然治癒力は、まず当面の疲れ、ストレス、体の浄化や神経を正常に戻そうと働くんです。

そのとき、神経がゆらぎ、雑念が浮かんでくる。

それらがある程度、落ち着いてから、それからやっと、心を本来の状態に戻そうとします。

 

つまり、体と心が落ち着いて、ある程度リラックスするまではどうしても雑念やらもやもやで、なかなか集中できないんです。

だからいきなり集中できなくて当然だし、それでいいんです。

心と体が瞑想する準備をやっているんです。。。

 

瞑想の時の心の持ち方

 

集中できなくて、いい。

無理に集中しようとしなくていいんです。

逆に無理に集中しようとすると、脳と心が緊張してしまいかえって逆効果になります。

自然に集中できるときは、そのまま集中すればいいですが、無理に集中しようともがく必要はありません。

だんだん、少しずつ瞑想は上達し深くなっていきます。

それにはやはり、ある程度の時間がかかります。

そのある程度の期間は、個人差が大きいから人と比べる必要はありませんよ。。。

 

あるがままの自分でいるだけでいい

瞑想は、本来の自然の状態、あるがままの自分に戻る時間です。

だから、そのままでいいんです。

前述したように、体調が毎日違うように心も一定じゃないですね。

心こそ、ラクビーボールのようにどこに行くかわからないし、ピンポン玉のように飛び跳ねます。

悩んでいること、気になっていることがあればどうしてもそれに心は向いちゃいます。

 

心は、ふだん心の表面の場所にいます。

毎日の暮らし、仕事、人間関係など、外側と向き合和なければ生きていけないので、外側に向いています。

それを内側に向け、深く入っていこうとするのですから、それなりの時間は必要なんです。

あるがままの自分に戻るための時間だと理解して、ただ座っていれば、少しずつ体は落ち着いて、心はおとなしくなってきます。

 

心は魅力に向かう その性質にただ任せる

心は魅力に向かおうとする性質があります。

夜の虫が電灯に集まるように、心はステキなものを探し、そこに向かおうとします。

 

もうひとつ。

心は向上しようという性質もあります。

進化、成長したいために努力しようとします。

みんな、自分なりに必死にもがきながらも頑張って生きていますよね。

よくなろうと心がやっているんです。

 

その性質を利用、というか委ねます。

心が本来持っている働きにただ任せるだけでいい。

どうすればいいか。

 

心がやりたいようにさせておく

ほんとうは、これが瞑想で最も大切なことです。

集中は、ヨガでは瞑想の前の準備の段階です。

集中から瞑想に行く。

しかしその集中がなかなかできない。

 

大丈夫です。

前述したように、心のままにしておけば、自然と集中できるように必ずなります。

むしろ、何もしなくていいんです。

心は雑念を浮かべ、あれこれ思い悩み、過去にくよくよし、未来を心配して、今の自分と戦おうとします。

いいから、とりあえず心のやりたいようにやらせておく、これがポイントだと思います。

心は飽きっぽい性格ですから、そのうち今度は違うことを持ちだして、あれこれやり始めます(笑)。

 

そのうち、少し静かになってきて、そしたらほんとうの魅力に向かおうとします。

それこそが私たちが瞑想で探求しようとしている場所ですね。

心の中心のところです。

 

いつか、外側の魅力(お金、洋服、おいしいもの、異性など)ばかり追いかけていた心は、それよりも何万倍も大きな魅力がある自分の内側に向かおうとします。

その傾向にただ委ねていればいいんです。

しあわせの青い鳥は、自分の中にあるんですね^^。

 

それでも集中できないときの対処法

 

いきなり集中できないし、無理に集中しなくていいんですが、集中しやすくなるであろう対処法をお伝えします。

参考になれば。。。

 

ヨガをする

アサナでも呼吸でもいいので、まず心と体をほぐす。

簡単なストレッチでもいいと思います。

 

呼吸に意識を向ける

アーナーパーナーといいますが、呼吸に意識を向けます。

「今、吸っている。今度、吐いている」と、空気が触れる感覚、体に酸素が入る感覚などを意識します。

 

姿勢を変えてみる

ブッダのように、結跏趺坐でびしっと背骨を伸ばしてするのもカッコいいですが、もやもやしてるときはソファかなんかに背中をあずけて、足をなげだして楽な姿勢でやってみるのも一つのやり方ですよ。

 

東か北を向く

東は太陽が昇る方角、北は北極の方角で、どっちも特別なエネルギーがあります。

どっちかのほうを向いてやるのもいいかもしれません。

 

BGMをかける

ゆったりした音楽を聴きながらやってみましょう。

ネットで探せば無料のがすぐ見つかると思います。

宮下文雄さんのものや、ネイティブアメリカンの音楽、宗次郎、喜太郎など、おすすめです。

 

 

まず、ただ座ろう

 

集中できないときのこと、私なりに書いてみました。

そういう自分も、気持ちよくねえなあ、深くなれないなあ、今日はやる気がでねえ、と、そんな繰り返しです。

瞑想はある程度時間がかかります。

続けることだけが、進歩を助けてくれます。

せっかく始めた瞑想です。

瞑想をしようとするのは、あなたのカルマです。

続けてください、必ず。。。

 

みんな、がんばれ^^

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